糖鎖修飾サービス
糖質科学の発展により、様々な糖、糖鎖、複合糖質が発見されており、それらは様々な生命現象や、感染症やがん等の病理学的メカニズムを解明する上で重要な要素となっています。
高まりつつあるグリコシル化のニーズにお応えするために、当社は様々な材料に対する 糖鎖修飾プラットフォームを開発しました。
このプラットフォームを利用してペプチド、タンパク質、脂質、オリゴヌクレオチド、低分子などの様々な材料に対して、構造が完全に制御された糖鎖修飾を実施いたします。
これらの化合物は、均一な構造を持つ糖鎖を有するため、従来では実施困難であった糖鎖構造と機能との相関を明らかにするための研究にご活用いただけます。
その他の糖鎖修飾のメリットとしては、水溶性や血漿安定性および生体内活性の向上、免疫原性の低減、体内分布の制御などが挙げられます。
修飾対象は限定されませんので、ご興味のある材料に糖鎖修飾を行います。
ご要望に沿った様々な提案をさせていただきますので、ぜひお問い合わせください。
ケーススタディ
当社のサービスの一例をご紹介いたします。
目的とご要望に合わせて柔軟に対応いたします。

発現ペプチド/タンパク質に対する修飾
活性化された糖鎖は、発現タンパク質上の特定の官能基に選択的に結合できます。
用途: バイオ医薬品、薬物送達システム(DDS) の研究開発

脂質に対する修飾
リポソーム、またはリポソーム原料であるコレステロールおよびリン脂質へ修飾することができます。
用途: 薬物送達システム(DDS) の研究開発

オリゴヌクレオチド (DNA/RNA)に対する修飾
遊離チオール基またはアミノ基を介して、糖鎖または糖ペプチドをオリゴヌクレオチドに修飾することが出来ます。
用途: バイオ医薬品の研究開発

低分子化合物に対する修飾
当社のヒト型N-結合型糖鎖は、直接またはアジド基などのリンカーを介して、どちらの末端にも低分子医薬品(抗がん剤等)を組み込むことが出来ます。
用途: 治療薬開発、抗体薬物複合体(ADC)、ペプチド薬物複合体(PDC)

合成ポリマーに対する修飾
活性化された糖鎖は、合成モノマーおよび、そのポリマーに簡便に結合することができます。
用途: 薬物送達システム(DDS) 、バイオセンサーの研究開発
ご注文の流れ
ご希望をお伺いの上、お見積もりいたします。
必要に応じて、秘密保持契約を締結いたします。
お気軽にご相談ください。
1. お客様からのご提供
お客様ご自身でご準備をお願いします。
コスト削減と納期短縮が期待できます。
または
2. 当社による調達
材料の調達から当社が準備いたします。
修飾対象物の調製から、糖鎖修飾工程まですべて当社の責任で実施いたします。
ご要望に応じた糖鎖と方法で糖鎖修飾をおこないます。
適宜進捗の報告もいたします。
品質試験の結果と共に納品いたします。
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