O-結合型糖鎖は、主にセリン(Ser)またはスレオニン(Thr)を介してペプチドまたはタンパク質に共有結合したオリゴ糖であり、造血、炎症反応、病原体侵入メカニズムなどのさまざまな生理学的プロセスに関与しています。また、特定の O-結合型糖鎖構造は正常細胞の表面には発現しないものの、がん細胞には存在する抗原であることがわかっており、腫瘍マーカーとしての機能が期待されています。
当社は、均一な O-結合型糖ペプチドの合成に使用可能なSer-Fmoc、およびThr-Fmoc形式のO-結合型糖鎖を提供しています。
当社製品の純度は標準で90%以上ですが、ご要望に応じて高純度品も提供可能です。 通常はLCでの試験結果を提供しています。
構造が類似した異性体も、それぞれ個別に均一な糖鎖として提供しています。 構成単糖だけでなく”結合位置”や”結合様式”もMSやNMRで同定しております。
当社独自の糖鎖製造技術により、mgスケールからkgスケールまで対応可能です。 大量注文についての詳細はお問い合わせください。
その他カスタム糖鎖合成やカスタム糖ペプチド合成も承っております。 カタログにない末端修飾体や、糖鎖構造が制御された均一な糖ペプチドをお求めの場合はぜひお問い合わせください。
TypeN-glycanO-glycanModification2-ABAsnAsn-FmocAcBrOxazolineSer-FmocThr-FmocAPTSNumber of branches(all)1234Bisecting
Contains fucose Contains sialic acid α(2, 6) Contains sialic acid α(2, 3)
Last updated: October 9th, 2024
© 2020 GlyTech, Inc.